温水プールの整備について
- [初版公開日:2025年07月25日]
- [更新日:2026年3月30日]
- ID:14916
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【令和8年3月公開】
整備の目的と基本方針
町では、学校プールを取り巻く課題や町民のニーズに対応するため、水泳授業での利用と町民の一般利用の両立を目指した温水プール整備を進めています。


※イメージイラストのため、実際の建物とは異なります。
学校プールを取り巻く課題
【水泳授業の重要性】
学校の水泳授業は、単なるレクリエーションではなく、水に関する安全や命を守る技能を身に付ける重要な教育活動です。将来にわたり安定的かつ計画的に水泳授業を実施し、児童生徒の学習機会を確実に確保するためには、町が主体的に管理運営できる温水プールの整備が必要です。
1.学校の水泳授業の確実な実施

(1)民間プールの利用において日程が確保しづらい現状
令和7年度時点で、町内の小中学校10校の内8校が民間プールを利用しながら水泳授業を行っています。しかし、近隣の市町村でも民間プールを利用する学校が増えており、特に夏季は利用が集中するため、希望する日程の確保が難しくなっています。
このため、本町の小中学校では6月から2月にかけ分散して授業を実施しています。
学習指導要領では、水泳授業は年間10時間程度の実施が望ましいとされていますが、本町の学校では年間4時間にとどまっており、児童生徒数の多い学校では学年によって年間2時間となっている学校もあります。水泳技能を身に付けるために必要な授業時間を十分に確保できていない状況です。
(2)将来にわたって水泳授業を実施できる保障がない
今後、近隣自治体でも民間プールの活用がさらに進めば、利用枠の確保をめぐる競争が強まり、安定的に学校の水泳授業を実施できる環境が将来に渡り確保されるとは限りません。近隣で民間プールを利用している市町村においても実施場所の確保に苦慮しているのが実情です。
水泳授業の実施が民間施設の空き状況に左右されることは教育環境として望ましい姿とは言えません。
➡ 温水プールを整備することで学校の水泳授業を計画的かつ確実に実施できるようになります
2.学校教員の負担

水泳授業を学校プールで行う場合、水質や機械の管理、プールサイドや更衣室の清掃等の施設の維持管理、専門的な水泳技術の習得など、学校の教員にさまざまな負担が発生します。
➡ 温水プールを整備することで、教員による施設管理が不要となり、指定管理者(民間)による授業支援も受けられるようになります
3.学校プールの老朽化

阿見町の学校プールは、いずれも築40年~55年程度経過しています。
各校のプールを利用可能とするためには、改修・更新に多額の費用が必要となり、令和30年までに約22億7千万円が必要になると見込まれ、維持管理も必要となります。また、改修や維持管理のコストについては国からの補助金もあまり期待できません。
➡ 温水プールを整備することで各校のプールの改修が不要となり、屋内のため1年中利用できるようになります
➡ 温水プールの整備には国からの補助金が活用できます(事業費の概ね2分の1)
例:事業費を20億円とした場合、国からの補助金は約10億円となります。
町民のニーズ

令和3年度に実施した「生涯学習に関するアンケート調査」では「町に不足しているスポーツ施設」として「屋内プール」が34.8%と最も多い回答、2番目に多い回答が「スポーツジム」で30.2%という結果でした。また、令和4年度には町議会においても温水プールの整備を望む意見が挙げられました。温水プール事業を含む令和7年度予算は令和7年第1回定例会において、議員17名(議長を除く)の内、15名が賛成し、可決されています。
➡ 温水プールを整備することで、水泳授業だけではなく、全世代の方が、季節を問わず、いつでも利用できる施設となります
基本方針
上記のような背景から、令和5年度に策定した第7次総合計画前期基本計画(令和6~10年度)において、施策「誰もが楽しむことができるスポーツの推進」の中で屋内プールの整備の検討を位置づけました。令和7年3月に「阿見町温水プール基本構想」を策定し、次の基本方針を定めています。

- 子ども達の学習拠点の整備
町内の学校水泳授業の受け入れを行う施設とします。また、学校授業での施設利用をきっかけとして、日常的に水泳等のスポーツ・運動に親しめる環境づくりを目指します。 - 多様な世代が集うスポーツ振興・健康増進拠点の整備
幅広い世代が、スポーツに親しめる拠点として、さまざまな角度から運動・健康づくりに利用できる環境を整備します。
(更なる機能)
・防災公園
隣接する公園や阿見中学校既存プールを解体した後の跡地利用も含め、将来は防災公園としての活用を想定しています。
・温浴施設
町民ニーズへの対応や健康増進の効果を高めること、施設来館のきっかけとなるよう、温浴施設も併設します。
温水プールの整備に関するQ&A
A1 令和11年の開館を予定しています。
Q2 温水プールを造るのにいくらかかるの
A2 令和7年3月に策定した「阿見町温水プール基本構想」において、おおよその事業費(温水プールを造るための設計や工事費)を試算しており、約18~22億円を見込んでいます。財源として、事業費の概ね2分の1に対して国の防災安全交付金の活用を予定しています。残り2分の1についても、9割に地方債を充当する予定です。さらに地方債の約20%が交付税措置によって町に戻る見込みです。
Q3 プールの大きさは?
A3 25m×7レーン(うち2レーンは低床レーン)とする予定です。
Q4 温浴施設とはどういったものですか?
A4 広さの目安として男女それぞれ10人程度がゆったり入れる浴槽のある温浴施設を計画しています。
福祉センターまほろばと比べると浴室は約3倍の広さとなる想定です。

Q5 トレーニング室はどういったものですか?
A5 幅広い年代の方の健康増進につなげるため、筋力トレーニングができるジムを併設します。
Q6 阿見中学校敷地内を温水プールの計画地として選んだ理由は?
A6 各小中学校からの距離、公共交通を含めたアクセスの良さ、整備コスト等の観点から選定しました。また、温水プールは災害時の活用も想定しています。近隣には、災害対策本部となる役場や、町指定避難所である阿見中学校、阿見小学校もあり、温水プールと一体的に運用することで災害時の機能を高めることができると考えています。
Q7 除染土が温水プールの計画地に埋まっているのですか?
A7 平成23年の福島第一原発事故を受け、当時、学校や保育所のグラウンドを除染するため、表面の砂を集めて袋に入れ、敷地の一部に埋設しました。建物の位置は除染土の埋設場所と重ならないため、工事によって除染土が露出することはありません。また、埋設場所の放射線量は全て安全な国の基準を下回っており、適正に管理されています。
- 埋設箇所:温水プールの敷地内では阿見中学校敷地内に1か所、学校区保育所跡地に2か所に埋設されています。その他に防災公園の範囲では、学校区児童館跡地に2か所埋設されています。
- 埋設方法:除染によって発生した砂がフレコンバックや土のう袋に入っており、さらに遮水シートで保護されています。その上に厚さ50cmの土がかぶせられています。
- 放射線量:除染土の埋設箇所は毎年1回放射線量を測定しており、国の示す安全な基準である毎時0.23マイクロシーベルトを常に下回っています。最新の情報はこちらのページ(別ウインドウで開く)をご覧ください。
Q8 民間プールを利用して、水泳授業を続ければ良いのでは?
A8 近隣の市町村でも民間のプールを利用する動きが広がっており、希望する日程や十分な授業時間が確保できない等の課題があります。水泳授業は、単なるレクリエーションではなく、生命を守る技能を身に付ける重要な教育活動です。将来にわたり安定的かつ計画的に水泳授業を実施し、児童生徒の学習機会を確実に保障するためには町が主体的に管理運営できる温水プールの整備が必要です。
※施設の詳細については検討中です。


※イメージイラストのため、実際の建物とは異なります。
【令和7年7月公開】
温水プール基本構想・基本計画
計画の概要
- 延床面積2,000平方メートル程度(25m×7レーン)
- 温浴施設(風呂)とトレーニング室を併設予定
- 一般利用と学校授業の両方で利用できます

各小中学校からの距離、公共交通を含めたアクセスの良さ、整備コスト等の観点から阿見中学校敷地内を候補地として選定しました。

テニスコートの南側に建物を配置し、保育所跡地付近に駐車場を整備する計画です。
※ 詳細は今後の設計により変更する場合があります
阿見町温水プール基本構想・基本計画
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