強力な磁力を持つネオジム磁石製のマグネットセットの誤飲事故が再発!
- [初版公開日:2022年09月16日]
- [更新日:2023年8月3日]
- ID:10647
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消費者庁からのお知らせ
2018年4月、国民生活センターは、幼児によるネオジム磁石製のマグネットセット(以下、「マグネットセット」とします。)(注1)の誤飲事故について注意喚起(注2)を行いました。
その後も同種の事故が発生していたことから、2021年11月、消費者安全調査委員会と公益社団法人日本小児科学会は連名で注意喚起を行いました。
2022年3月、消費者安全調査委員会が、「ネオジム磁石製のマグネットセットによる子どもの誤飲事故」を公表し、経済産業大臣に対し、マグネットセットが子どもの手に渡らないよう、法令による規制の検討を行うことと、インターネットモール事業者に協力を求めることについて、意見を出しました。また、消費者庁長官に対しては、事故情報の収集体制の強化と消費者への周知についての意見を出し、同日、消費者庁は注意喚起を行いました。
同年6月、経済産業省は、消費者安全調査委員会の意見を受けて「ネオジム磁石製のマグネットセットによる子どもの誤飲事故の防止について(注意喚起及び協力要請)」を公表し、マグネットセットを購入される方への注意喚起に加え、インターネットモール上でマグネットセットを販売する事業者において講じていただきたい対策について呼びかけるとともに、主要なインターネットモール運営事業者への協力要請を行いました。
同年6月、国民生活センターの「医師からの事故情報受付窓口」(以下、「ドクターメール箱」とします。)に、2歳児がマグネットセットの磁石を複数個誤飲し、救急搬送されたとの事故情報が寄せられました。
再び同種の事故が発生したことを受けて、改めて消費者に注意喚起等を行うこととしました。
【写真.マグネットセットの例】


(注1)当センターではこれまで「マグネットボール」という名称を用いていましたが、本資料では「マグネットセット」とします。
(注2)「強力な磁石のマグネットボールで誤飲事故が発生-幼児の消化管に穴があき、開腹手術により摘出-」(2018年4月19日公表)

ドクターメール箱に寄せられた事故情報
【事例】
2歳の女児がマグネットセットの磁石を誤飲。胃内に7個つながった状態で認められ、全身麻酔下で内視鏡により摘出。

消費者へのアドバイス
- 強力な磁力を持つマグネットセットは子どもの使用を想定した玩具ではありません。子どもには触れさせないようにしましょう。
- 誤飲した可能性がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
[報告書本文] 強力な磁力を持つネオジム磁石製のマグネットセットの誤飲事故が再発
(国民生活センターホームページより引用)

お問い合わせ
消費者庁安全課
電話 : 03‐3507‐9200