有毒な外来種の「セアカゴケグモ」が確認されています
- [初版公開日:2025年07月11日]
- [更新日:2025年7月11日]
- ID:15121
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セアカゴケグモにご注意ください

セアカゴケグモ:体長1cm前後
茨城県南地域からセアカゴケグモの目撃情報が寄せられています。
阿見町でも令和7年7月に本郷一丁目地内で確認されました。
セアカゴケグモの雌は毒を持っています。咬まれると痛みや痒みを感じるほか、頭痛や筋肉痛などの全身症状が出ることもありますのでご注意ください。
暑い時期に活動的になり、初夏から秋頃までは特に注意が必要です。
【参考】セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください!

体の特徴
- 雌だけが毒を持っており、成熟した雌は体長1cm前後で、全体が光沢のある黒色をしており、大きな球状の腹部に赤色の縦条(しま模様)があります。
- プランターの底や室外機の裏のような、日当たりの良い暖かい場所の物陰や隙間に巣を作ります。巣を作られないようにこまめに整理しましょう。
- セアカゴケグモに攻撃性はありませんが、触ると咬まれることがあります。
- 成体のオスは約3から5ミリメートルで、腹部背の部分に白い斑紋があります。オスによる咬傷事例はないとされています。

発見したときは
- セアカゴケグモは噛むことで毒を相手に与えるため、絶対に素手で捕まえたり触ったりしないようにしてください。
- 見つけた際は、市販の殺虫剤をかけるか、底の厚い靴で踏みつぶして駆除してください。
- 卵の入った繭のような塊である卵のうが一緒に見つかることがあります。卵のうには殺虫剤が効きにくいので、ビニール袋等に入れて踏みつぶすことで駆除してください。
- 周囲に潜んでいる場合もありますので、セアカゴケグモが見つかった場所で作業などをする際は軍手などを着用してください。
- 殺処理後にどの地域で発生していたか阿見町役場にご連絡ください。可能であれば殺処理後の死骸か写真を提供いただけますと幸いです。

咬まれたときは
- セアカゴケグモに咬まれると、痛みや痒みを感じるほか、脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が現れることもあります。
- セアカゴケグモに咬まれたときは、速やかに医療機関にご相談ください。
- 受診の際に、できれば殺処分したクモを病院に持参してください。セアカゴケグモは特定外来生物に指定されているため生きたままの移動が禁じられています。

対策方法
- 野外で作業するときは、手袋をしましょう。
- 不用意に側溝などの隙間に、手を入れないようにしましょう。
- クモの生息しそうな場所は、こまめに清掃したり整理整頓したりして、クモの住みにくい環境作りをしましょう。