阿見町フッ化物洗口推進事業
- [初版公開日:2022年07月15日]
- [更新日:2025年4月1日]
- ID:10415
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むし歯予防について
歯を失う主な原因は、「むし歯」と「歯周病」です。
生えたばかりの歯はやわらかく、歯の萌出後1~3年間が最もむし歯になりやすいです。そのため、永久歯のむし歯予防は就学前から中学校卒業までの時期が最も効果的です。むし歯が発生しやすい時期にしっかり予防しておくことが、生涯を通じて歯と口腔の健康を保つための第一歩です。

フッ化物とは
フッ化物は自然環境に広く分布しており、地中はもとより海水、河川水などに含まれ、飲料水やお茶、海産物や食肉、野菜や果物の中にも含まれています。フッ化物によるむし歯予防については、WHOをはじめ、厚生労働省や日本口腔衛生学会、日本歯科医学会など多くの研究者や研究機関が確認し、安全かつ有効であると結論がでています。

フッ化物によるむし歯予防の働き
1.歯を丈夫にする(歯質強化)
歯の表面のエナメル質の結晶を強くし、むし歯になりにくくする
2.初期のむし歯の進行を抑える(再石灰化の促進)
むし歯になりかかった歯の表面を修復し、進行を抑える
3.細菌の活動を抑制する(むし歯菌の活動の抑制)
むし歯の原因となる細菌が活動するときに必要な酵素の働きを弱め、細菌が酸を出す活動を抑える

フッ化物洗口について
永久歯のむし歯予防を目的に、フッ化ナトリウムを水に溶かした洗口液で、ぶくぶくうがいを行う方法です。
フッ化物洗口は安全性が高く、むし歯予防効果に優れた予防法です。特に、4歳から14歳まで継続することが望ましいといわれています。

阿見町フッ化物洗口推進業
阿見町では、むし歯予防として科学的根拠が示されているフッ化物洗口を推進することにより、歯科疾患を予防し、ライフステージを通した歯及び口腔の健康を推進することを目的とし、町内の希望する就学前施設に対し、フッ化物洗口導入の支援をしています。

対象者
就学前施設に在籍する5歳児

実施方法
洗口頻度 | 週5回 |
洗口液のフッ化物濃度 | 0.05%フッ化ナトリウム溶液(フッ化物イオン濃度250ppm) |
洗口液の量 | 5ml |
洗口時間 | 30秒~1分 |

町内における実施状況(令和4年4月現在)
保育所 | 中郷保育所、二区保育所、南平台保育所 |
保育園 | さくら保育園、阿見きらり保育園 |
幼稚園 | ふたば幼稚園 |

フッ化物洗口啓発動画
茨城県歯科医師会が作成したフッ化物洗口の動画があります。
大人向け、子供向けの2つの動画があり、フッ化物洗口についてわかりやすく説明しています。
茨城県歯科医師会ホームページ(別ウインドウで開く)をご覧ください。
※下記QRコードを読み取りいただくと直接動画をご覧いただけます。

はじめましょう!フッ化物洗口(教育関係者、保育関係者、保護者、一般県民向け)

ふっそのうがいでむしばよぼう(園児、児童、保護者、一般県民向け)

フッ化物洗口に関する参考資料
・茨城県フッ化物洗口マニュアル(外部リンク(別ウインドウで開く))
・はじめてみませんか?フッ化物洗口 クチュクチュうがいでむし歯予防(外部リンク(別ウインドウで開く))