阿見町の沿革と特徴
- [2020年2月21日]
- ID:993
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沿革
霞ケ浦を始めとする豊かな自然に恵まれた本町は,旧石器時代の遺跡や縄文時代中期の貝塚などが点在し,古代より人の営みがあった地域です。近代に入り明治22年には,本町の旧村である阿見,朝日,君原,舟島の4村が誕生し,明治時代の後期には,台地部の阿見原において開拓が進められ,次第に豊かな農村地帯に生まれ変わっていきました。また,大正時代に入ると,阿見原に霞ヶ浦海軍航空隊が設置され,昭和14年には海軍飛行予科練習部(予科練),翌年に土浦海軍航空隊が設置されるに至り,海軍のまちとして全国的に知られるようになりました。
昭和30年には,旧4町村(阿見町,朝日村,君原村,舟島村の一部)が合併し,現在の阿見町となりました。その後,昭和47年には筑見団地や阿見台団地が完成するなど,次々と住宅団地の開発が進み,昭和55年の福田工業団地を始め,筑波南第一工業団地(香澄の里),阿見東部工業団地も造成され,現在に至ります。
発展目覚ましい茨城県内にあって,とりわけ急速な発展を遂げた県南地域に位置する本町は,豊かな自然環境のなかにあって職・住と自然が調和した町として発展を続けてきました。
特徴
本町の特徴としては,霞ケ浦とその湖面の彼方に望む名峰筑波山のやわらかな稜線が織りなす雄大な自然景観が挙げられます。2019年度には,阿見セーリング特設会場を舞台として,いきいき茨城ゆめ国体セーリング競技が開催されるほか,2023年度の完成を目指して工事が進められている霞ヶ浦導水事業によって,湖水の水質改善が進むことにより,「泳げる霞ケ浦」への期待も高まっています。
また,昭和23年から立地している学校法人東京医科大学茨城医療センター(旧東京医科大学霞ヶ浦病院)を始め,国立大学法人茨城大学農学部や茨城県立医療大学など,医療や教育に関連する優れた機関の集積もあげられます。
産業面では,福田工業団地,筑波南第一工業団地,阿見東部工業団地の3つの工業団地を擁するほか,阿見東インターチェンジに隣接する阿見吉原地区への企業立地も進み,今後更なる発展が期待されています。
農業面では,豊富な水資源と温和な気候に恵まれた自然環境を活かし,町の名を冠した「阿見グリーンメロン」,銘柄産地の指定を受けた「れんこん」,銘柄推進産地の指定を受けた「すいか」などの自慢の特産品が数多くあり,「常陸秋そば」の産地化に向けた取組みなども進められています。
また,平成22年に開館した予科練平和記念館は,阿見町の貴重な歴史遺産である予科練,旧海軍航空隊や本町の戦史の記録を展示しており,平成30年9月には来館者50万人を達成し,命の尊さや平和の大切さを伝える町施設として,町内外から多くの来館者が訪れています。
(阿見町第6次総合計画より抜粋)