防災ガイド「わが家の防災対策」
- [2015年3月15日]
- ID:870
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家族で防災について話し合おう
地震などの災害はあるとき突然襲ってきます。防災について事前に家族で話し合っておくことで、被害を少なくすることができます。また、災害は家族が一緒のときに起きるとは限りません。もし、家族が離れ離れになったときにはどうするかなど、家族全員で話し合っておきましょう。
1.家族一人ひとりの役割分担について話し合おう
- 日常の防災対策の役割と災害時の役割分担について決めておく。
- 家族に高齢者や障害者、乳幼児などがいる場合には、誰が誰を保護するのか決めておく。
2.家屋内外の危険箇所について話し合おう
- 家の内外をチェックして危険箇所を確認し合う。
- 危険箇所の修理や補強をする。
3.家具の配置や転倒防止ついて話し合おう
- 家具の配置を工夫して、安全な空間を作る。
- 家具の転倒を防ぐ方法や製品について話し合う。
4.備蓄品や非常持出品について話し合おう
- 家族構成を考えて備蓄品や非常持出品について話し合う。
- 定期的に交換が必要な物(非常食・水・乾電池等)について、誰がいつ交換するか決めておく。
5.災害時の連絡方法や避難場所について話し合おう
- 家族が離れ離れになったときの連絡方法や、避難場所を決めておく。
- 避難コースを下見して、危険箇所について確認しておく。

家屋内外の安全対策
阪神淡路大震災では、家具の転倒や落下で死亡したり、負傷したりする人が続出しました。災害時は自分の身は自分自身で守ることが大切です。日ごろから家の中や周辺の点検をしましょう。
チェック | 点検事項 |
---|---|
家具を壁に密着させ固定する(家具の下に小さな板などを差し込んで、壁や柱に寄りかかるように固定する) | |
家具に転倒防止金具を取り付ける(L字金具や支え棒などで固定する。二段重ねの家具はつなぎ目をしっかり連結する) | |
寝室や子供やお年寄りのいる部屋には、できるだけ家具を置かないようにする | |
高いところに重いものを置かない | |
照明器具・エアコン・絵画等には落下防止策をする | |
観音扉には留め金をつける | |
棚には滑り止め等、物が飛び出さないようにする | |
ガラスには、ガラス飛散防止フィルムを張る | |
廊下や玄関には物を置かない |
チェック | 点検事項 |
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かわら・アンテナ・外壁タイル等の点検補修をする | |
プロパンガスのボンベ等は、倒れないように補強し、周囲に物を置かない | |
石塀・ブロック塀は、生垣にするか、安全対策をとる | |
ベランダに植木鉢等危険なものは置かない |

家屋の安全度チェック
- 地盤…埋立地・低湿地・軟弱地盤の地域・液状化の可能性のある地域は要注意
- 基礎…コンクリート作りの基礎で、縦と横に鉄筋が入っているものは比較的安全。鉄筋が入っていないものや石積み・ブロック積みの基礎は要注意
- 建物の形…凹凸の少ない建物は比較的安全。不正形の建物は地震に弱い傾向がある
- 筋かい…壁の中に筋かいがあるものは安全。ないものは要注意
- 壁の量…壁の量が多いものほど安全。少ない場合は要注意
- 老朽度…老朽化しているものは要注意。腐っていたり、シロアリに食われていたりするものは危険。建物の北側・台所・風呂場周りの土台をドライバーなどでたたいてチェックを

避難するときは
避難するときは必ずガスの元栓を締め、電気のブレーカーを切ってから避難する。また、自宅前に安否情報や避難先を表示しておく。
1.外に逃げるときは慌てずに
外に逃げるときは、かわらやガラスなどの落下物に注意し、慌てず落ち着いて行動する。
2.歩いて避難
底の厚い履きなれた靴で歩いて避難する。
3.危険な箇所へは近寄らない
狭い路地・ブロック塀・門柱・自動販売機などは倒れやすいので注意する。また、がけや川べりには近寄らない。
4.荷物は最小限に
非常持ち出し品を日ごろから用意しておく。
5.みんなで協力し合おう
お年寄りや身体の不自由な人には、みんなで声を掛け合いながら助け合う。
6.デマに振り回されないように
ラジオやテレビで正しい情報を得、デマやうわさに振り回されないようにする。