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阿見町名所百選 君原小学校地区(その3)

[2015年1月7日]

君原小学校地区(その3)

君原小学校地区

ゆるやかな起伏の多いこの地域には、豊かな自然がそのまま残されています。
君原公民館近くの清明川沿いの田んぼでは、夏になれば蛍にも出会えます。
阿見町特産の県銘柄産地指定・実生スイカが盛んに作られている地域でもあり、大きなビニールハウスがあちこちに見られます。
付近の名所旧跡には興味深い伝説の残っているところも多く、そんな伝説を訪ねて回るのも故郷再発見の醍醐味の一つです。

君原小学校地区 名所百選(その3)

 

26 雀久保土塁   27 八幡古墳群   28 飯倉の道標   29 神田池の夕輝 

※各項目に貼られている地図は、名所百選の看板の位置またはその付近を示しています。

※名所百選はわかりにくいところにあるものがあります。詳しくは生涯学習課へおたずねください。

 

26 雀久保土塁 

雀久保土塁

 

【大形/名所百選No.23】

この土塁は、阿見町大形字雀ノ久保、箕輪、汁垂地域にわたって構築されているもので、小野川水系と高橋川水系の谷津頭を結んだ全長850メートルのものです。

両端の部分は自然の谷津(台地が浸食されてできた谷状の地形)であり、その中間部分を人工的に掘切っています。

この谷津と堀の東北側に土塁(どるい)をかき上げ、中間部分での土塁は高さ約3メートル、幅8メートルあり、深さ2メートル、幅8メートルの堀と低土塁をともなっています。

この2段構えの落差をもつ土塁は、北条様式と見られ、さらに堀低には数本の畝掘(うねぼり)も見られます。

また、中央の虎口(こぐち)付近には、升形(ますがた)(城郭の出入り口)や馬出し(出入口の外側の郭)跡もわずかですが残っています。

この土塁を築いたのは江戸崎城主土岐(とき)氏であり、信太庄の台地を東西につらぬく諸街道をふさぎ、西方と西北方からの外敵(多賀谷(たがや)氏およびその背後の佐竹(さたけ)氏)の侵攻を阻止する目的を持った土塁群のうち、最も強力なものでした。

構築時期は、上杉氏の衰退以後土岐氏がこの地域の戦国大名への道を歩んだ天文~天正末(16世紀なかばから後半)までの時代でしょう。

町内の他の土塁群のうち様式の変化も見られますが、雀久保土塁の特徴は天正期に接触した北条氏の影響が明らかな点です。

 

27 八幡古墳群

八幡古墳群

八幡古墳と八幡神社

八幡古墳群

 

【大形/名所百選No.18】

八幡古墳群はかつて15基ほどありましたが、明治以降の開墾でほとんど削りとられ、現在3基を残すだけです。

現存する1号墳は八幡塚とよび、高さ3メートル、直径28メートルの円墳で、頂上に八幡神社を祀っています。

この神社に源義家が立ち寄り、その守り本尊を祭神にして祀ったという伝説があります。

2号墳は高さ2 .4メートル、直径10メートルの方墳。3号墳は高さ1 .5メートル、直径20メートルの円墳です。

付近には羽賀戸古墳群(円墳等4基)、君島古墳群(円墳6基)がありますが、八幡古墳群と一連の可能性もあります。

またこの付近は、戦記物や伝承によると戦国時代の古戦場といわれ、土地の人は墳丘をこの時代のとむらい塚と呼んでいました。

 

28 飯倉の道標

飯倉の道標

飯倉の道標

飯倉の道標

 

【飯倉/名所百選No.31】

道標は、旅人が道に迷わぬための道しるべです。

関東は平坦地で目標がつかみにくく、道が複雑に入り組んでいるため、村々の十字路などで道標を多く見ることができます。

古くは、道の神として芝を供えて祀ったといいます。

近世の道路整備と、仏教信仰の対象となった弘法大師像や大日如来像、あるいは青面金剛像などの増加とともに、信仰の対象を兼ねた道標が多くみられるようになりました。

飯倉の道標は、龍ヶ崎街道飯倉交差点から東へ約300メートルあまりはいった地点にあります。

「天保四巳年四月立」とあることから、江戸時代後期の1833年にたてられたことがわかります。

出羽三山への信仰、西国、秩父、坂東への巡礼安全祈願をかねたものです。

ほかにも、君原字井戸上の道標は、個人の菩提をとむらう浮彫座像のお地蔵様であり、安永8巳亥年(1779)の銘が刻まれた兼帯道標です。

同地には如意輪観音の石塔もあり、安産祈願を兼ねて文政11年(1811)10月19日に建立した兼帯道標となっています。

阿見町若栗字柏根にあるものは、子安観音浮彫立像に「右ひの沢清たき道、左ふくだりうヶ崎」と刻まれています。

大形字羽賀戸のものは個人霊位の供養塔を兼ねたもので、安政3年2月(1856)の銘があり、頭部は四方に東北南の字が刻まれ、それぞれ江戸崎~阿波、木原~安中、大形、月出里と方向が刻指されていますが、残念ながら下部が破損しています。

町域には近世の諸道標がたくさん残っており、人々が行き交った往時をしのぶことができます。

 

 

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