阿見町公共賃貸住宅再生マスタープラン

公共賃貸住宅は、地域住民の居住の安定や良質な住宅ストック形成を図るための政策手段として、これまで住宅政策の中で重要な役割を果たしてまいりました。 阿見町においても、住宅難の時代であった昭和30年代から数多くの公営住宅を建設し、住宅問題に意識を強く持つ自治体として積極的に取り組んできました。

その後、住宅の量的充実が図られた昭和50年代後半には、住宅の質の向上を目指し、既存木造住宅の建替え等により、住宅水準の向上を進めてまいりました。 平成2年及び平成7年には、居住者の適切な住み替えの促進と定住者の確保を図るために、公共賃貸住宅総合再生事業の一環として、「阿見町公共賃貸住宅再生マスタープラン」を策定。この計画では大幅な人口の増加を想定し、建替えによる町営住宅の供給を主とした再整備計画に見直したものです。

しかし、現在に至るまでの間に人口減少や少子高齢化など、社会経済情勢や住宅事情は激変しており、現行の計画では適正な再整備が図れない状況になってまいりました。 本計画では、このような背景や上位計画との整合性等を踏まえ、公共賃貸住宅の施策を総合的に再検討したうえで現計画の見直しを行い、もって町民の居住の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とするものです。

平成27年度から令和6年度までの10年間とする。なお、本計画の実施に当たっては今後の財政状況の推移や町営住宅のニーズ、上位関連計画の改定状況等を考慮して、必要に応じた見直しを実施するものとします。